平成7年(1995年)は、大災害や大事件が起きた大変な年であった。日本国の屋台骨が揺らいだ。この先、日本はどうなってしまうのかと不安に思った人は私だけではなかったはずです。この年の1月17日(火)午前5時46分に阪神・淡路大震災が発生した。高速道路が支柱ごと横倒しになり、ビルや家屋の多くが全半壊した。死者・行方不明者は、6434人に及ぶ大災害となってしまった。
平成7年2月7日の日記にこの様に書いてあった。「夕べ嫌な夢を見た」と。内容は書いてないが、23年ほどたっている今でも、その内容は鮮明に覚えている。その夢の内容とは、私が山の頂上の平らな道を歩いていると、突如えたいの知れない物体が私の右上に現れて、同じ方向に進んで行くのです。それは、空中を浮いていて、胴体の幅が1メートルほどあり、長さが5メートルほどあった。胴体は茶色で縦じまがはいっていた。その時点では頭は、見えなかった。まさに、えたいの知れない怪物である。怪物は右に旋回して、10メートル離れた山の尾根にとまった。頭の後ろ側が見えた。黒く、ふさふさした感じだった。そして、その怪物が、ゆっくりと首を左に回してきた。私は食い入るように、そいつをじっと見続けている。そいつの顔が私の正面に向いた時、ぎょっとした。その顔というのは、オウム真理教の麻原彰晃だったのだ。そこに、4,5人のカメラマンが現れ、「あれは、何だ?」と言いながら、さかんに写真を撮っていた。そうしたら、姿は見えなかったが、私の父が「あれは、サミダレだ!」と叫んだ。「五月雨?」と思ったら、目が覚めた。
オウム真理教の起こした主な3大事件
(1)1989年11月 坂本弁護士一家3人殺害事件
(2)平成6年(1994年)6月27日(月)松本サリン事件 7人の死者と140人の負傷者
(3)平成7年(1995年)3月20日(月)地下鉄サリン事件 12人の死者と3800人の負傷者
そして、麻原彰晃が逮捕されたのは、平成7年(1995年)5月16日(火)であった。この日はシトシト雨が降る五月雨であった。
麻原彰晃は、私利私欲で宗教を作り、栄耀栄華を夢見ていたのだろうが、その思い上がりの心の暴走によって、無差別殺人を繰り返した。多くの人々を不幸にして、自分自身も破滅するという最悪の人生とした。宗教は、両刃の剣である。信じるということは、崇高なことであるが、何を信じるかが大事なのである。邪悪な宗教を信じれば、オウム真理教信者のように、殺人に荷担するような犯罪者になり、破滅の人生となってしまうのである。道理から外れる非道を是とするような宗教には、絶対に入ってはいけないし、近づいてもいけない。
その非道をした麻原彰晃の来世は、どうなるのか仏法の因果応報で言うと無間地獄だと思う。要するに殺害された人達や怪我を負わされた人達すべての痛み、苦しみ、絶望を麻原自身がおわねばならない。自分という我でつぐなうのである。
麻原彰晃の来世は何に生まれ変わるのか。あの夢の中にでてきた怪物は、私が子供のころ便所にいた虫である。その頃は、くみ取り式で便所の中の糞尿から色々な虫が出てきたものでした。麻原彰晃の来世の姿はその虫と想像できる。
どの宗教が、正しいのか判断することは、難しいことである。その宗教が、私が唯一正しいですとは言ってくれないからです。人がこの宗教は、正しく、あなたを幸せにしますからと勧めるしかないと思います。ゆえに、その勧める人が信じるにあたいするかが大事になると思います。私を信じてくださる方にお勧めします。最高最善の宗教は、日蓮正宗であると。私のこれまで歩いてきた人生にかけて、断言いたします。
日蓮大聖人は、日蓮正宗の信心が広まれば次のような世の中になると言われています。「万民一同に南無妙法蓮華経と唱え奉らば、吹く風枝をならさず、雨土くれをくだかず、代はぎのうの世(理想社会)となりて、今生には不祥の災難を払ひて長生の術を得、人法共に不老不死の理顕はれん時を各々御らんぜよ。現世安穏の証文疑ひ有るべからざる者なり。」「如説修行抄より」
我々一人一人が日蓮正宗の信心を実践して、自分自身の宿命を転換し、自己実現を為し、一生成仏と言う仏様の境地を会得することが一番大事なのです。それによって、世の為人の為になり、日本国の平和と繁栄の為になり、世界の平和・繁栄に繋がると確信します。