(大石寺境内より富士山を臨む)
略歴ー昭和32年(1957年)に東京都西多摩郡奥多摩町日原(にっぱら)にて出生。東京都青梅市在住。会社員。5歳の時、日蓮正宗大宣寺において御授戒を受け、日蓮正宗に入信する。同時に創価学会に入るが、同会の日蓮正宗に対する反逆行為によって、破門されたので同会を平成3年末に脱会する。日蓮大聖人の正義は日蓮正宗第67世日顕上人猊下にありと判断し、平成3年(1991年)12月26日に日蓮正宗慈本寺法華講に入講した。平成30年(2018年)現在は、68世日如上人猊下を唯一無二の信心の師匠と仰ぎ、仏道修行に励んでいる。
あとがき
お釈迦様の弟子に修利槃特(スリハンドク)と言う者がいました。この人は、頭が良くなかったらしく、自分の名前も覚えることができず、自分の名前を書いた板を首からぶら下げていたそうです。世間の人々は、彼のことを「馬鹿のハンドク」と呼んでいたそうです。そのような状態だったので、一緒に修行していた兄から「おまえは、ここでの修行は無理だから実家に帰れ!」と厳しくいわれ、泣いていたそうです。たまたま、そこを通られたお釈迦様が事情を聞かれて、スリハンドクの強い信仰心を見抜かれた。そこで、彼に一つの修行を与えられた。その修行とは、全ての僧侶の履物を拭き清めること。そして、口に「我塵(ちり)を払い、我垢(あか)を除かん」と唱えさせること。素直なスリハンドクはお釈迦様のもとで、兄と一緒に修行できることを喜び、翌日から実践しました。心ない人達は、スリハンドクを見て「なんだ、アイツ説法も聞かず、草履を拭いてるぜ。ああは、成りたくないな」と大声で笑っていました。悔しかったが、今はこれしか自分にはできないのだから、仏様の言われた修行をやるしかないと覚悟を決めたのです。そして、数年たった時、過去世の悪行の罪障が消滅され、悟りを開くことができたのです。
私は、修利槃特尊者を見習って、お寺でやっていることがあります。それは、トイレを使ったらトイレの履物を全てきちんと揃えることです。なんで、それをするのかというと心のイライラしたトゲがとれて、河原のツルツルの小石のように成るからです。
修利槃特尊者は、私の仏道修行の手本です。彼の素晴らしいところは、言われたことを素直な心で実践することです。もう一つは、たとえ人に笑われようとやり通す純粋なる信仰心です。この心掛けがあれば、宿命を転換し、自己実現を成し遂げ一生成仏という人生の勝利者になれることは、間違いないと思います。これからも、その姿勢を忘れず仏道修行に精進してゆきたいと思います。
ここまで、信心を持ち続けられたのは、歴代の御法主上人猊下のおかげであります。また、68世日如上人猊下の御指南によるもので御座います。謹んで御礼申し上げます。慈本寺歴代の御住職様、石橋御住職、岩切御住職、3代小橋御住職の教導によるものと深く感謝申し上げます。そして、慈本寺法華講員の皆様方の暖かい御支援の賜物と深く感謝申し上げます。
このホームページを亡き父母(正伝法雄信士・圓真院妙満信女)に捧げる。
「只願くは経を持ち名を十方の仏陀の願海に流し誉れを三世の菩薩の慈天に施すべし」
(日蓮大聖人 持妙法華問答抄)
(お知らせ)
「創価学会の悪逆非道を糺す!」の一文を令和3年(2021年)7月28日より掲載しています。「日々・悪戦苦闘」のページをクリックして下さい。